『アーチャ の シャボン玉』 黒い、子犬のアーチャ。 シャボン玉を作って、遊んでいます。
どんどん、ふくらんで............... アーチャと同じ、大きさになりました。 「もう少し、もう少し。ふーふー。」 アーチャが息を入れると、あれれ? お化けみたいにふくらんで、 あっという間に、飲み込まれてしまいました。 「僕、食べられちゃった。」 風がビューっとふいて、 アーチャを入れたシャボン玉は、空へふわふわ。 アーチャの背より高く、公園のすべり台より高く、 お家の屋根より高く、 飛びました。 「すごいぞ、すごいぞ。」 アーチャが喜んでいると、ミツバチがやってきて、 おしりのハリで チクッとさしました。 『パチン』 シャボン玉は、大きな音をたてて割れました。 大変、大変、アーチャが、落っこちてしまいます。 「ふーふーふー」 アーチャは、さかさまに落ちながら、 たくさんシャボン玉を作りました。 「ふーふーふー」アーチャは、どこにいるでしょう? アーチャのまわりは、シャボン玉でいっぱい。 ほら、もう大丈夫。 たくさんのシャボン玉にかこまれて、 ゆらゆら。 ゆっくりと、地面におりました。 よかったね、アーチャ。 「僕、空飛んじゃった。すごいでしょ? 途中、落っこちたけど.....もう、平気だよ」 アーチャは走って、家に帰りました だってね、シャボン玉のコップが、 からっぽだったから。 おしま〜い 以上は今後『おもちゃ箱』の活動で使用するための 紙芝居バージョン『アーチャのシャボン玉』です。 本番ではみんなにもしゃぼん玉を作ってもらうよ! みんなでアーチャをたすけてあげてね! 2歳から小学校低学年向け(=^0^=)v